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【学校教育専攻】小さくても大きな学校

                       







教育学部 学校教育専攻 今宮 信吾

 先日兵庫県の但馬地方に出張に行って参りました。いくつかの学校と施設を訪問させていただいたのですが、その中の一つに僻地校で国語科の完全複式授業を参観させていただきました。兵庫県美方郡香美町立奥佐津小学校3、4年生の授業です。3年生は「モチモチの木」4年生は「初雪の降る日」の授業でした。先生一人に3年生2名、4年生4名という合計6名の授業です。人数が少なくていいなと思うかもしれませんが、同時に二つの学年の二つの授業が進行します。先生はそれに対応して授業をします。必然的に子どもたちが自分で授業を進めなければいけません。タブレットを使ってデジタル教科書を活用し、ノート機能に書き込み、その上で司会を中心に板書記録を行い、自分達で授業を進めていきます。先生は「そこはどんな動きが体で示してみて」と動作化を促し、「感情曲線で心情の変化を示して」と読み取った心情を可視化することを促します。小さい学校ですが、どの学校よりも主体的で個別最適な学び展開していました。思わず私も黙っていられず子どもたちに「小さい学校だからと思っているかもしれないけれど、とても大きなことをしているんですよ。自信を持って毎日過ごしてくださいね。」と伝えました。子どもたちをみて頼もしいと思った瞬間でした。

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