【学校教育専攻】 アーノルド・ローベル展

【学校教育専攻】今宮信吾

　兵庫県の市立伊丹ミュージアムで、「お手紙」でお馴染みのアーノルド・ローベル展が開催されています。教科書にも取り上げられた作品も展示されていて、ローベルの歴史も知ることができます。がまくんとかえるくんという二人の登場人物が互いに気持ちを寄せ合って進むストーリーが支持されている世界中で読み継がれている作品です。この二人の心の交流を通して、友情とは何か、人と人とが一緒に生きていくとはどういうことなのかなど、シンプルなストーリー展開から考えさせられます。この展覧会の貴重なところは、作品が作られる背景や制作段階での修正など裏側を知られることです。シリーズ最後の作品となった「ひとりきり」でかえるくんが旅立つ背景も知ることができます。６月５日までの展覧会です。小学校の先生として知っておくといいでしょう。今回の展覧会は写真撮影が可能になっています。