【学校教育専攻】江上直樹 2022/4/25
京都府教育庁が主催する「京都府立高校共通履修科目『スマートAP』」というプログラムにて講義を行ってきました。
この「スマートAP」は、京都府立高校の高校生を対象としたプログラムで、4~9月の土曜日に計7回、大学教員によるリレー講義を実施するというものです。2022年度より実施される学習指導要領では「探究学習」が重要視されていますが、その「探究学習」に必要な知識・考え方を学ぶ内容になっています。
※スマートAPに関する詳細はこちら
ビデオ通話システムを活用した遠隔授業ということで、峰山高校、福知山高校、洛北高校、嵯峨野高校、鳥羽高校、南陽高校といった京都府の北部から南部まで幅広い地域の高校生が参加してくれました。
4月16日(土)に実施された講座では、福知山公立大学の杉岡先生と共同で「課題研究の意義と方法、問いの立て方」というテーマで講義を実施しました。杉岡先生からは「調べ学習」と「探究」の違いや、「良い問いとは何か」といったことを中心に、探究学習を実施する上での「問い」の設定の重要性についてお話がありました。その後、江上から「問いを立てる上での情報収集の仕方」ということを主題に、「問い」を立てる上で先行研究等を収集することの重要性、情報収集する際に活用できるデータベース等の講義を行いました。
「探究学習」は大学で行う「研究」とほぼ同義の活動ですので、この「探究学習」が高校にて浸透していくことで、高校と大学の学びの垣根が徐々になくなっていくかもしれませんね。
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